通貨安が止まらないアルゼンチンが国際通貨基金IMFに融資前倒しを要請した。
29日にアルゼンチンペソ(ARS)は1ドル=34ペソ台の史上最安値まで下落。
中央銀行は外貨準備を使い介入を行ったがペソ売りは止まらなかったようだ。
アルゼンチンペソは年初の18.6ペソあたりから45%以上の下落をしている。
8月のトルコ通貨下落から連鎖した経済危機への不安が高まりつつある。
IMFへの前倒し要請を受けてか30日23:00現在、37ペソまでさらに下落している。
年初からほぼ50%下落していることになる。
FRBの利上げにより新興国から資金が移動しているのも原因の1つかもしれません。
新興国経済はやばいですね。
通貨危機で対外債務が膨らんで経済危機になりつつあります。
トルコばかり注目していましたが、どこで債務不履行(デフォルト)が起きてもおかしくないのかもしれません。
アルゼンチンは物価上昇率が高く、高インフレ状態なので投資家がリスク回避しやすいこともあります。
さらに、2018年に入って経済成長率はマイナスに落ち込んでいます。
当分アルゼンチンペソ安は止まらないのかもしれません。
結局アメリカ一人勝ちだな・・・