人気の高配当ETF「SPYD」の紹介です。

SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)

SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)は、S&P500高配当指数のトータルリターン(経費控除前)のパフォーマンスに概ね連動する投資成果を上げることを目標とするETFです。

配当利回りに基づき、S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄のを組み入れています。

要するに「S&P500高配当指数」銘柄のうち「配当が多い順に80銘柄」を選んでいるってことですね。

2015年10月21日に設定されState Street Global Advisorsが運営しています。

ETF情報(2022年5月11日)

上場ニューヨーク証券取引所(NYSE)
ティッカーSPYD
組入銘柄数79
配当頻度四半期(3月、6月、9月、12月)
配当利回り3.72%
経費率0.07%

チャート推移(2022年5月11日)

spydチャート

2015年設立なのでリーマンショックは経験していません。

2017年頃からはボックス相場であまり変動がありません。

コロナショック(2020年3月頃)で暴落しています。

その後はコロナ前の水準を回復しています。

組入れ上位10銘柄(2022年5月11日)

Valero Energy Corporation1.92%
Marathon Petroleum Corporation1.63%
Chevron Corporation1.60%
Williams Companies Inc.1.52%
Bristol-Myers Squibb Company1.52%
Sempra Energy1.51%
Baker Hughes Company Class A1.50%
Kraft Heinz Company1.49%
Exxon Mobil Corporation1.49%
EOG Resources Inc.1.48%

組み入れ銘柄は比率がほぼ均等になるように組み入れているようです。

構成銘柄の入れ替えは年に2回行われます。

業種別構成比率 (2022年5月11日)

公益事業18.93%
エネルギー15.18%
金融13.74%
不動産12.79%
生活必需品11.64%
ヘルスケア10.45%
素材6.82%
コミュニケーション・サービス5.74%
情報技術2.48%
一般消費財・サービス1.16%
資本財・サービス1.06%

上位にあるエネルギーや金融、不動産は景気の影響を受けやすいので、価格が変動しやすいと考えます。

コロナショックで暴落した原因がわかる気がしますね。

メリット

高配当が見込める

SPYDに求めるのはこれですね、利回り3%~4%と高配当が見込めます。

タイミングを計れば利回り4%以上で保持することもできます。

日本の証券会社からも投資が可能

海外EFTは全ての銘柄を日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)で購入できるわけではなく、各証券会社が取り扱っているETFしか購入することができません。

SPYDは多くの日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)で取り扱っているため簡単に投資することができます。

デメリット

不況に弱い

組み入れセクターに金融、不動産などの割合が多いため景気変動に影響を受けやすい傾向があります。

コロナショック時は暴落しました。

リーマンショックは経験していませんが、おそらくかなり下落していた可能性があります。

情報が少ない

SPYDは2015年設立とまだ歴史が浅いです。

コロナショックは経験していますが、ITバブル崩壊やリーマンショックなどはデータが無く同じような状況でどのように動くかは予想しにくいです。

まとめ

SPYDは私の利用しているSBI証券でもランキング上位の人気を誇るETFのようです。

SPYDの魅力はやっぱり高配当なところです。

不況に弱いことは予想できるので、同じような状況で下落したときに狙いたいです。

利回りが4%~5%くらいで保有したいですね。