GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)の割合が多いETF「QQQ」の紹介です。

QQQ(Invesco QQQ Trust (QQQ))とは

QQQ(Invesco QQQ Trust)はナスダック(NasdaqGM)に上場しているナスダック100指数の値動きに連動するインデックスETFです。

1999年10月3日に設定されインベスコが運用しています。

ナスダック100指数にはアップルやアマゾン、マイクロソフトやテスラなど勢いのある有名銘柄が含まれています。

ETF情報(2022年5月10日)

上場ナスダック
ティッカーQQQ
配当頻度四半期(3月、6月、9月、12月)
配当利回り0.62%
経費率0.20%

チャート推移(2022年5月10日)

qqqチャート

ITバブル期(1990~2000年頃)に上昇し、ITバブル崩壊後に下落しました。

リーマンショック(2008年9月頃)まで低く推移してますが、そこから上昇しています。

コロナショック(2020年3月頃)にやや下落していますが、そこから急激に上昇しています。

コロナショックはIT企業などにはそれほど影響がなかったようです。

組入れ上位銘柄(2022年5月10日)

Apple IncAAPL11.27%
Microsoft CorpMSFT10.11%
Amazon.com IncAMZN7.79%
Alphabet Inc Class CGOOG4.19%
Facebook Inc Class AFB4.04%
Tesla IncTSLA3.90%
Alphabet Inc Class AGOOGL3.87%
NVIDIA CorpNVDA3.78%
PayPal Holdings IncPYPL2.30%
Adobe IncADBE2.15%

組入れ上位10銘柄です。アップル、マイクロソフト、Amazonなどが上位を占めています。

メリット

ハイテク株へ分散投資ができる

GAFAMと呼ばれるGoogle、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftに分散投資することができます。
個別に購入するとかなりの金額になるので、QQQで分散投資できる点はメリットです。

成長が見込める

ハイテク株などはグロース株とも呼ばれ、成長株として今後の上昇が期待できます。

日本の証券会社からも投資が可能

海外EFTは全ての銘柄を日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)で購入できるわけではなく、各証券会社が取り扱っているETFしか購入することができません。

QQQは多くの日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)で取り扱っているため簡単に投資することができます。

デメリット

配当が少ない

成長株は配当を出すより企業の成長に資金を使う傾向にあります。

株価の値上がりは期待できますが、配当利回りは低いのでインカムゲインは期待できません。

ITの今後によっては大きく下げる

ETFなので分散投資されているとはいえ、セクター別の割合はIT企業やハイテク企業に偏っています。

過去に起きたITバブル崩壊のようなことが起きればIT企業が多い分、大幅に値下がりします。

まとめ

今勢いのあるGAFAMと呼ばれるGoogle、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftに分散投資できることはとても魅力的です。

私はGAFAMを個別で購入してポートフォリオに組み込むほどの資金がないためQQQを購入しています。

VOOも魅力的ではありますが、GAFAMの組み入れ比率が22%くらいなのでより比率の高いQQQに投資しています。