外貨MMFとは、海外の格付けの高い(安全性の高い)短期債権を中心に運用される投資信託です。外貨MMFは「マネーマーケットファンド」の略で、日本円のMMF「マネーマネージメントファンド」とは違います。

外貨MMFは証券会社の外貨預金のようなもの

外貨MMFは外国債券に投資する公社債投信です。銀行の外貨預金と同じような感じです。外貨MMFは外貨ベースで元本割れしないように、安全性の高い短期の外国債券などで運用されています。

外貨MMFの特徴

  • 安全性の極めて高い外国債券などで運用
  • 外貨ベースでの元本の安全性は保証はされていない(元本割れリスクあり)
  • 金利は外国通貨の金利に依存(変動金利)
  • 金利は銀行の外貨定期預金よりも高い

銀行の外貨預金と違って元本割れのリスクはありますが、極めて安全性の高い債券で運用されており、利回りが外貨預金より高いのでとても魅力があります。

外貨MMFの対象通貨

証券会社によって取り扱っている通貨は違います、ドル、豪ドル、NZドル、カナダドルは比較的どの証券会社でも扱っています。より利回りの高い通貨で運用したいのなら、南アフリカランドやトルコリラがおすすめです。SBI証券、楽天証券、マネックス証券などが取り扱っています。

外貨MMF利回り5/28(SBI証券)
外貨 利回り
米ドル 1.608%
カナダドル 0.568%
豪ドル 1.277%
NZドル 2.184%
南アフリカランド 6.001%
トルコリラ 11.752%

外貨MMFの税金

外貨MMFの収益には税金がかかります。収益分配金に対しては20.315%の税率で税金が源泉徴収されます。損益は株式や投資信託の売買損益との間で損益通算が可能です。