国内のネット証券(SBI証券や楽天証券)で取引できる、海外リートETFの「RWR」の紹介です。
SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETFとは
ダウジョーンズ米国セレクトREIT指数の値動きに、経費控除前ベースで概ね連動する投資成果を目指すETFです。
2001年4月23日に設定されSPDR State Street Global Advisorsが運用しています。
ETF情報(2022年5月10日)
上場 | ニューヨーク証券取引所 |
ティッカー | RWR |
組入銘柄数 | 116 |
配当頻度 | 四半期(3月、6月、9月、12月) |
配当利回り | 3.08% |
経費率 | 0.25% |
チャート推移(2022年5月10日)
リーマンショック(2008年9月頃)時に暴落し、20ドル台まで売られましたが、そこから上昇しました。
コロナショック(2020年3月頃)で下落しています、テレワークなどでオフィス需要が減ったのが原因でしょうか。
その後はコロナ前の水準を回復しています。
組入れ上位銘柄(2022年5月10日)
Prologis Inc. | 9.85% |
Public Storage | 5.06% |
Simon Property Group Inc. | 4.15% |
Welltower Inc | 3.96% |
Digital Realty Trust Inc. | 3.81% |
Realty Income Corporation | 3.81% |
AvalonBay Communities Inc. | 2.97% |
Equity Residential | 2.64% |
Alexandria Real Estate Equities Inc. | 2.52% |
Extra Space Storage Inc. | 2.49% |
業種別構成比率
工業用/オフィス不動産 | 30.38% |
住宅用不動産 | 22.34% |
小売 | 16.37% |
ヘルスケア関連 | 11.74% |
倉庫(小) | 10.05% |
分散型 | 4.70% |
ホテル | 4.43% |
メリット
米国リートに分散投資できる
RWRを保有するだけで米国において上場されているリートに分散投資することができます。
高配当が見込める
利回り3%以上あり高配当が見込めます。
日本の証券会社からも投資が可能
海外EFTは全ての銘柄を日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)で購入できるわけではなく、各証券会社が取り扱っているETFしか購入することができません。
RWRは多くの日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)で取り扱っているため簡単に投資することができます。
デメリット
経費が低いわけではない
VNQ(0.12%)やXLRE(1.0%)などに比べると経費率が低いわけではありません。
IYR(0.41%)に比べると低いですが。
金利に影響されやすい
金利の上昇局面ではリートは軟調に推移するといわれています。
不動産の資金調達する際に多額の融資を受けるので、金利が高いと利息が高くなるからですかね。
アフターコロナの懸念
RWRだけではないですが、リート(不動産)全体にあてはまる懸念です。
コロナの影響でテレワークなどが普及し、オフィス需要が減る可能性があります。
工業用/オフィス不動産が3割を占めるRWRも影響を受ける可能性があります。
まとめ
RWRは米国リートに分散投資できる魅力的なETFです。
本音を言うとVNQに投資したかったのですが、日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)はVNQを取り扱っていません。
海外の証券口座を開設すればVNQに投資できるようですが、そこまでの予定はありません。
日本国内で投資するとなるとRWR、IYR、XLREのどれかになると思います。
IYRは経費率が高いから除外、XLREは組み入れ銘柄が少ない(30)ので除外しました。
消去法的にRWRに投資を行っています。
VNQが日本の証券会社(SBI証券、楽天証券など)で購入できるようになったら乗り換える予定です。